馬瀬村から帰ってきた翌日、月曜日のお話っす。
まさかの展開っす!
あんなに
あんなに、、、
全身から鳥肌が立ったのは、
たぶん、
初めて。
今でも、思い出すと、、、
ゾッとします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
月曜日。
午後。
昨日の荷物を多少積んだままの車。
で、
とある業者さんへ仕事でお邪魔した帰りのこと。
場所は21号。
昨日の遊び疲れを多少引きずったままの車内。
車内には、ボク1人。
いつも通りの21号。
ローカルへの帰り道。
右折しようと・・・右折車線へはいったところで、、、
事件は起こった!
右折するため、ウインカーをだす。
右折車線へ入るため、少しハンドルをきる。
ハンドルの天辺部分にあるボクの手が右へずれる。
その時!
ダッシュボードの上、丁度運転席の目の前に、
全長20センチはあろうか。
ムカデが歩いているではないかっ!
デカイ!
デカすぎる。。。
そして、あまりに目の前すぎて、ムカデの赤黒いボディーの質感。
クリーム色した無数の足。
ケツには、長く鋭くとんがった・・・・・・なにかが!
ハッキリ、クッキリ。。。見えすぎる。。。
慌てて、、、ハンドルから手を離し、ハザードをたき、運転席を開け、、、
ギアをパーキングにいれ、、、車外へ飛び出す。
もーすんごい鳥肌。
なんで?
って思わずムカデに問いかけてみるが、知らん顔。
ハッ! と気づく。
オレ・・・めっちゃムカデにビビッてる。
オレ、、、ダサ。
自分を知るコトって大事ですね。 オレってめっちゃチキンっす!
さーどーする。 チキンなオレ!
21号の右折車線。
後方の車は「どーした?」
みたいな感じだったんでしょーが、
しったこっちゃーない!
こっちはそれどころの騒ぎじゃない。
JAFか?
警察か?
いや、どっちも相手にしてもらえんかー。。。
とりあえず、1人で戦うコトをしぶしぶ決意!
ホントにもーしぶしぶもしぶしぶ。 な決断。
車のトランクになにか、、、棒状のモノはないか? 探す。
見つかったヨ!
壊れたちょっぴり大型の水鉄砲!
よし! これくらいのリーチがあれば、、、戦える!
後方車の人はさぞかしビックリしたことでしょーけど。
「 こんな21号の交差点手前でハザードたいて、、、ナニ事かと思いきや、、、
いきなり水鉄砲だしてきたぞ。 」
バカじゃねーの?
えーバカで結構です! それどころじゃありませんから。。。こっちは!
こんなやりとりはありませんでしたが、きっとこんな感じだったはずっす! (笑)
って、笑うトコじゃないし!
で、話を戻しまして、、、
おそるおそる、運転席を覗く!
うわーおるやん! おるやん!
21号右折車線にて!
巨大ムカデ VS チキンなぽっくん。
物理攻撃は一方的にこっちから。 ヤツは四六時中精神的ダメージを与えてきやがる。
水鉄砲でツンツンツンツン!!!!!
「 たのむ! 車外へ落ちてくれ! 」
そんなボクの願いもむなしく、、、
ヤツは、、、
運転席のエアコンの吹き出し口の中へ。
もー最悪です。
こーゆー時に使うんだなって思いましたよ。 "最悪"ってコトバ。
車ほかって、歩いて帰ろうかと思いました。
でもねー、場所が場所だけに、、、そんなコトも出来ず、、、
さーどーする?
!
上部のエアコン口から侵入・・・
ってコトは・・・
出口は6個!
よしっ!
とりあえず、運転席側3箇所にティッシュを詰める。
出口は助手席側3箇所のみ。
ヨシッ!
コレでヤツとの距離が少しかせげる!
とりあえず、今のところヤツが出てくる気配はない。
助手席に気を集中させつつ、
「 とりあえず、ローカルへ帰ろう。」
ローカルまでは、3分ほどの距離。
たのむ。 でてこないで。 お願いします。 ムカデ様!
ハザードを消し、発進!
ものの数十秒でしたね。
残念。 オレ。
助手席のエアコン口からヤツが顔をだした瞬間。
もーねー。。。 なんつーか。
嫌悪感。 自分自身に。
運のなさっつったらありゃしない。
最悪もー殺るしかないな・・・って思った。
潰したくないけど。車内で。
右手にハンドル。 左手に水鉄砲。
な、非常に残念なバトルスタイル。
とりあえず助手席の窓を全開!
エアコン口から、ヤツが出きったトコで、、、
水鉄砲の先っちょで、、、
ピッ!
ミラクル!
キレイなカタチで、助手席側の窓より車外へ飛び出ました。
ミラクルっす!
壊れたちょっぴり大型の水鉄砲は、壊れていなかったな。
ちゃんとヤツを車外へと討ち抜いてくれたわけで。
壊れたのは、オレのナイーブでちょっぴりおセンチなハートだけ。
もー完全に砕け散りました。
オレ・・・チキンっす。
試合には、負けたが、勝負には、、、、、、
負けだな。 オレの。
完敗っす!
だって、めちゃ怖かったっす。
夏の風物詩にさ、なんか"怖い"みたいなのもあるけどさ、、、
もーいいです!
あんな怖い思いは。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
けど、今思うと、、、
あんなサイズのムカデ。
こっちにはいませんからね。。。
きっと馬瀬村からご一緒してきたコトでしょう。
って考えると、、、あのタイミングで遭遇して、丁度よかったのかも。
昼間でしたし。 1人でしたし。
夜とかやったら、、、
うわぁー鳥肌立ってきたわー。。。
つーかオレって、、、
やっぱ、、、
めっちゃチキンやわー。
悲。