2008年9月：Archive

北村家は3世代家族で、両親はずっと共働き。なので、あたしは小さい頃からじーちゃんばーちゃん子だった。

じーちゃんは2年前に死んじゃったけど、ばーちゃんは83歳で、まだまだ元気。

ニートになってからというもの、ばーちゃんと2人で家にいることが多くなったあたしだけど、ここ最近、放浪生活が続いて家にいなかったことをちょっと反省し、今日は、ばーちゃんと2人で海津温泉に行ってきた。

ちなみに、うちのばーちゃんは数年前に乳がんになり、右乳がない。

それ以来、温泉や銭湯に行きたがらなかったんだけど、最近は家族となら行くようになった。

そりゃそうだよな。自分だったら人の目を気にしちゃうもん。

でも、孫としてはまったく気にならない。人の目って、思い込みなことが多いんだよね、きっと。

さて、肝心の海津温泉は、100円で入れる町の温泉な記憶しかなかったんだけど、リニューアルしてめちゃキレイになってた。

入館料も500円になってたけど。でも気持ち良く入れて幸せ！！

やっぱ温泉はいいねぇ。お肌がつるつるになった気がする。

入浴＆ランチ後は、ばーちゃんのリクエストに応え、お千代保稲荷に。

ばーちゃん情報によると、お千代保さんには商売の神様以外に、縁結びの神様もいるらしく、自分が生きてる間にあたしの花嫁姿が見れますようにと、必至にお祈りしてくれた。（写真の狐様がその神様らしい）

　

帰りの参道で、漬物とか豆とか鯛焼きとか、いろいろ買い物ができて幸せそうなばーちゃん。

いつも近くにいて元気だと、ついつい甘えちゃうけど、もう83歳だし。できるうちにもうちょっとだけ孝行したいと、しみじみ思った1日だった。

先週は、四国に行ってきた。

ホントは青春18きっぷで行きたかったけど、期限が合わず、しぶしぶ普通の乗車券を購入。

大垣駅から高松までは6時間くらいで到着する予定だったけど、どうしても姫路城が見たくて途中下車。

初めて見る姫路城に感動しつつ、またすぐ電車に乗り込み、高松に向かった。

今回の四国は、香川県の高松と琴平、徳島県の祖谷、徳島市、鳴門を観光。

6000円で3日間、JR四国の普通電車が乗り放題のフリーきっぷを買ったので、移動手段はほぼ電車。あとはバスと徒歩。

　
琴平

　
祖谷

鳴門

行って初めて知ったけど、JR四国の電車事情はこの辺とはカナリ違い、特急しらさぎみたいな電車が主流のようで、普通電車はどうやら各駅停車のみ。普通電車の接続待ちは30分から1時間くらいが普通っぽい。

でも、そんな不便な普通電車の旅も、結構いいもんだ。

電車の窓を開けて、ガタンゴトンと揺られるのも心地いし、キレイな夕焼けも似合う。

大きなリュックを背負って歩いていると、重いけど、いいこともいっぱいあった。

阿波池田の駅員さんに教えてもらった銭湯に行ったら、番台のおばちゃんにやさしくしてもらえたり、

　
鳴門の食道のおばちゃんに鳴門金時もらったり。

心に染みる出会いが多かった。

岐阜に戻る日、気づけば、どう計算しても普通電車じゃ岐阜に着かない時間になってしまい、特急電車に乗ることに。

徳島から高松まで、あっという間だ。

移動手段としては、めっちゃ便利。でも、あたしは各駅停車の電車に乗ってる方が好きだった。

窓の外の景色が飛ぶように変わっていく。このスピードに慣れていると、大事なものを見逃したり、忘れてしまう気がした。

そう言うあたしも、移動手段を考える時、まずは一番早い方法を考える。名古屋に電車で行く時は、もちろん普通じゃなくて、快速や新快速。

う?ん。矛盾してる。

でも、いつもはスピード社会に順応しててもいいけど、このスピード社会が正常だとは思わないから、狂った時間の感覚をリセットするのも大切なことだと思った。

そんなこと、ちっとも考えずに四国に行ったんだけどな。

そんなこんなで、今回もまた、いい旅でした。

昔から、女の子の第一課題といえば、恋愛。

京都には、恋愛成就や縁結びの神社とかお寺がいっぱいあって、恋に悩める乙女たちを、やさしく迎えてくれている。…ハズ。

なので、ここ1年彼氏のいないあたしは、ここ2年彼氏のいない女友達と2人で京都におでかけ。

1日かけて、縁結びにゆかりのある寺や神社をめぐった。

今から遡ること8年前。高校の遠足で京都に行った時、当時彼氏がいた女5人で、安井金刀比羅神社という縁結びと縁切りの神社で恋のお願いをした。

「今の彼とずっとラブラブでいられますように」と。

その後、京都から帰ってきて1ヵ月以内に、5人全員彼氏と別れた。

以来、あたしは恋愛のことを神様にお願いするのをやめた。

ちょうど2年前、今回と同じ友達と2人で寺＆神社めぐりをした。

その時あたしには彼氏がいて、8年前の恐怖から、もちろん恋愛のことは祈らなかった。

なのに彼氏とは別れたし、友達は巡礼効果ナシのまま2年経過。

祈ってもダメ、祈らなくてもダメ。恋愛成就なんてウソだ。

でも、もしかして今回は…という淡い期待を抱き、巡礼スタート。

まず最初に向かったのは、清水寺とその隣にある地主神社。

定番中の定番だけど、「清水寺の水がパワーあるよ」って、相方が占い師さんに聞いてきたのだ。

　

清水寺はやっぱスゴイ。日本の大事な遺産だわ。

地主神社は恋愛成就をウリにしすぎてて、ご利益あるのか疑問だ。ホームページには、キャラ占いなんてコーナーまである。

由緒ある神社なのに、世俗的すぎ。

お昼はサヴィーやエルマガで、町家カフェをリサーチ。町家っていうだけで良く見えてしまう。

さて、昼から向かったのが、貴船神社。ここは、あたしのお気に入り神社のひとつになった。

ガラガラのワンマン電車に揺られること30分。

神社までの川沿いには、川床が並ぶ。岐阜でいう、やなみたいなもんかな。それにしても、風情ありすぎ。

　

貴船神社自体にも、独特の、何とも言えない空気が流れていた。

その昔、和泉式部が夫の愛情を取り戻すために祈りにきたり、橋姫っていう姫様が、男に呪いをかけるために通った、あの丑の刻参りの場所だったり、1000年も前から、女たちはこの神社を詣でているらしい。

たくさんの念が集まるこの場所は、間違いなくパワースポットだ。

神がいるとかいないとか、仏教とか神道とか、言い出したらきりがないくらいの議論になると思うけど、そんなこと抜きにして、長い間、たくさんの人が祈りを捧げてきた場所は、どこも同じような空気が流れてる気がする。

あたしはそんな空気感が好きだから、お寺も神社も、教会も好きだ。

ま、そんなこんなで、夜は町家ごはんを楽しんで、終電で帰宅。

巡礼効果があってもなくても、京都は楽しい。

今回も、いい旅でした。

金曜日、大学時代の友達から電話がかかってきた。

何やら恋に悩んでる様子だったので、次の日静岡に会いに行ってみた。

キラキラ号っていう高速バスで、名古屋から片道2500円。

友達が仕事終わるまで結構時間があったから、一人でブラブラ街中観光してみることに。

静岡市街って初めてで、おもしろかった。

　

想像以上に活気があってビクッリ。土曜日ってこともあったからかもやけど、街に人がたくさん歩いてた。

若い子も、ファミリーも、おばちゃんも…。活気があっていいな?って、岐阜の街を思い出した。

岐阜を都会にしたいとか、そういうワケじゃない。岐阜には岐阜に、似合うマチのカタチがあると思うし。

ただ、岐阜とは違うマチを見て岐阜を振り返ると、やっぱ元気少ないかも、岐阜。

そういうあたしも、最近あんまりマチに出てないし。

そうそう。浅間神社に行ったら、神社の石段を登り降りしてトレーニングしてるサッカー部の子たちがいた！！

さすがやげ、サッカーの県、静岡。マンガとか、ドラマでしか見たことなかった青春風景に、今回一番感動したかも。

恥ずかしくて写真は撮れんかったけど、撮らせてもらえばよかった。

そんなこんなで、夜は友達の恋バナを聞き、日曜の朝に帰ってきました。

恋のはじまりって、ホント楽しそう。いくつになっても、人は恋に悩むのねぇ。

楽しいプチ旅でした。