2008年10月:Archive

先日、10日間のフィリピン旅行から、無事帰国。

いっぱい蚊に刺されたけど、今のところ、デング熱もマラリアも発病してない。

フィリピンに馴染みのない人にとっては、フィリピンって聞いて想像することといえば、フィリピンパブとバナナくらいのものだろう。

実際、あたしも今回が初。
数枚の写真とコメントだけじゃ、あたしが感じたリアルなフィリピンは伝わらないかもしれない。

だけど、これがきっかけでフィリピン旅するのも悪くないと思ってもらえたら、うれしいかな。

なんせ島国なもんだから、バックパッカー達も、わざわざ立ち寄らないんだよね。きっと。

でも、ほぼどこでも英語は通じるし、交通機関の料金が安いから、移動もしやすい。
おまけに、徹底したレディーファーストの国でもあるから、基本、男子は女子にやさしくしてくれる。

治安はいいとは言えないけど、進んで危険に飛び込んでいかない限りは大丈夫だと思う。まぁ、それはどの国でも一緒だろうけど。ただ、フィリピンに関して言えば、ミンダナオ島は情勢が悪化してるらしい。

気になったことといえば、トイレで紙が流せないところが結構多いことかな。
まぁ、手で拭くことを覚えたら、楽なんやけどね。

そんな感じで、あたしが今回見てきたフィリピンの一部を、写真と共にご紹介。


まずは、首都マニラ。

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高層ビルが立ち並び、想像以上に都会。6車線あっても足りないくらいの、ものっすごい渋滞と排気ガスが難点かな。
1時間外歩くだけで頭が痛くなる始末。

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そんな都会なマニラも、高層ビルとビルの間にスラムがあったり、ちょっと路地に入れば景色が全く違ったりする。
雑然とした風景に、マニラの人たちの日常を感じだ。

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マニラでお世話になった、現地のNGOの方と一緒にごはん。右の女の子はまだ20歳。
それにしても、フィリピン料理、うまい。シニガンスープ(めちゃ酸っぱい)や、甘辛の野菜炒め、バナナ春巻きやハロハロ。屋台で売ってるおつまみもうまかった。


マニラの後は、マニラからバスで6時間くらいかけてアンダ島っていう小さな島へ。

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太陽と共に目覚めて労働し、太陽が沈むと眠りにつく生活をしている家族もあれば、海外に出稼ぎに行った家族からの仕送りで遊んで暮し、朝までカラオケしてる家族もある。
ちなみに、右の写真の一番右の男の子の父親は日本人。離婚してお母さんと2人で実家に戻ってきたんだけど、お母さんは今マニラに出稼ぎ中。

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彼女は、数年前まで日本のフィリピンパブで働いてたんだけど、2005年の法律改正以来、日本のビザが取れなくなったらしく、今はマニラで求職中。日本みたいに、カラダ売らなくていい水商売をフィリピンで探すのは難しいことらしい。日本に行くために、今度はヘルパーの資格を取りたいって言ってた。

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アンダには、自分たちの海を自分たちで守るために、マングローブを植えたり、魚の養殖をしたりしてる人たちもいる。
都会に出ていかなくても、家族のいる場所でちゃんと暮らせるように、みんなで努力している人たちだ。

田舎だから仕事も少ないし、決していい暮らしではないんだけど、マニラより、こっちの方がよっぽどよく見える。でもそれは、ここに住んだことのない者の、勝手な判断なのかもしれない。


アンダからバスでマニラに戻り、さらにマニラから飛行機で1時間。最後に向かったのは、ボラカイ島。

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今回の旅は、目的地を最初から決めてあったんだけど、ここボラカイは、一番楽しみにしてたとこ。
南北7km、東西3kmくらいの小さな島で、4km続くホワイトビーチが有名なリゾートなのだ。

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めっちゃキレイな海と砂。

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夕日も最高。

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リゾートって言っても、高層ホテルが建ってるワケじゃなく、ビーチのメインロードは砂、島のメインロードもジャリ道なほど。もちろん高級ブランドショップなんてない。でも、あたしはその雰囲気がめちゃ好きで、初めて行ったボラカイ、イッパツで好きになった。

なんと言っても、ビーチでビールが最高!!!

いいダイビングポイントもいっぱいあって、5年ぶりに潜れたしね。
ライセンス取って以来、一度も潜ってなくて、やっと潜れたのだ。やっぱ海ん中ってスゴイ。ホント未知の世界。
海の中にある、人間のいない世界を見てると、ここは人間がむやみに入るべき世界じゃないなぁって思う。
それに、海の中にいると、人間の無力さを嫌でも感じる。ボンベがなきゃ、息もできないあたしたち。
息ができるって、スゴイ。

はぁ。今度ボラカイに来る時は、必ずや誰かと共に。。。と心に誓い、ボラカイ、そしてフィリピンを後にした。


簡単にまとめたつもりが、ずいぶん長くなってしまった。

細かい話をすれば、キリがないようなフィリピン。

知らない場所に行って、いろんなモノを見たり触れたりすることは、楽しいだけじゃない。だけど、楽しくないことも受け止めて、考えなきゃいけないことはあるし、このカラダで見て、触れて、感じて初めてわかることもある。

一生のうちに、どれくらいの場所に行けるのかはわかんないけど、まだまだこれからも、いっぱいいろんなところに行きたいと、思いました。

最近、いつも目の届くところに置いてあった想い出を、箱の中にしまった。

捨てる勇気はまだなくて、押入れの奥にしまうことにした。

独りでいると、ついつい想い出にまた手が伸びる。

だから、最近は毎日誰かと一緒にいた。

泣きたい時に、誰かが一緒にいてくれるのは幸せなことだ。

独りで大泣きしたら、泣いた後は疲れる。でも、誰かと一緒なら、大泣きした後でも笑える。

だから、あたしは幸せだって、素直に思える。


そして、今日から10日間、フィリピンへ。

今回の旅には目的が色々ある。大きく分けると、勉強とビーチかな。

実の母親を探す旅ではない。想い出を押入れにしまったからでもない。

ま、詳しくは帰国後のブログで。

たぶん、ニート生活最後の旅になるから、思いっきり楽しんでこようと思う。

今日は、女友達と1日カフェめぐり。

仕事柄もありカフェにはよく行ったけど、取材以外で1日カフェめぐりしたのは、今日がはじめて。

1軒目、扶桑近辺のスッコでランチ (店長カッコいい)

2軒目、犬山の茶蔵I’Sでお茶 (ナウシカ全巻読める)

3軒目、一宮のカフェバンヤンツリーで夜ごはん (におい好き)

4軒目、柳津のベビーダカフェでお茶 (金魚かわいい)

てな感じで、かなり女の子っぽいあそびをした。

まぁ、3軒岐阜じゃないんだけど、全部取材で行って印象に残ったトコ。

それぞれその空間でちっちゃな世界をつくってるから、どこも居心地よかった。

完璧に外の世界とは違う空間っていうのが、なんかちょっとおしゃれな旅に出た気分。

ごはんにするか、お茶にするか、昼行くか夜行くか…。それによって楽しみ方も変わるし、めぐり方の計画を立てるのも楽しいし。いいね、カフェめぐり。


夕方、おなかをすかせるために寄った、犬山の桃太郎神社もカナリ凄かった。

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ウワサはタキ姉から聞いてたけど、何事も自分の目で見るもんだわ。

バブルの名残なのだろうかと思える感じの人形たち…。

笑えるような、笑えないような、シュールすぎる桃太郎神社。結構気に入りました。


やなこととか難しいこととか、な?んも考えずに、ラクチンな友達と2人でしゃべったりぼーっとしたり。

今日ものんびり、いい1日でした。

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Profile

★ YUKI KITAMURA

フォトライター。安八郡神戸町出身・在住。大垣の高校を卒業後、愛知県の福祉大学に進学。在学中は、権力やら陰謀やらにハマり、「本当にアメリカは悪い国か」の疑問に答えを出すべく、大学を休学して大嫌いなアメリカで1年間生活。が、意外に楽しんで帰国。復学後は社会福祉士を取得するが、卒業後は月刊オレイユの編集者になる。そして3年後、突然ニートに。その後3ヶ月間のニート生活を経て、スタジオシーパウズの高山師匠に師事。現在は、撮れて書ける女を目指して修行中。

●好きなコト
旅、仕事、あそび
●好きなモノ
コーヒー、お母さんのごはん

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2009.02.27

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