「ジプシーにようこそ! 旅バカOL、会社卒業を決めた旅/たかのてるこ」
6.9, 2014
先月、岐阜で行われた旅人・たかのてるこさんの講演会に行ってきました!
わたしにとってのたかのてるこさんは『ガンジス河でバタフライ』。
本は読んでいませんが、メ〜テレが脚本・宮藤官九郎でドラマ化したときに、
主演の長澤まさみさんの記者会見に行きました。
撮影所が東京のはずれにあって、電車を乗り継ぎ、タクシーに乗り…遠かった記憶が〜。
仲良しの新聞記者のおじ様と名古屋から一緒に行ったのだけど、
新幹線の中で大量の薬を飲んでいらしてびっくりしたことを鮮明に覚えています。
この1〜2年後、おじ様は他界しました。
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話は戻りまして、この本を読んでいる間に愛犬が天国へと旅立ちました。
おっと、また「死」が出てきてしまいましたね。
その日は録画しておいた「しゃべくり007」の山田孝之を見て爆笑し、家族で悲しみをやわらげました。
もうサイコーやね、ヨシヒコは。
翌日、わたしは悲しみから逃げるように、この本をむさぼり読みました。
母国を持たず流れるように移り住み、「今」を生きるジプシーたち。
過去も未来も気にしないシンプルな価値観と感情に素直な生き方、ど派手な服装など、
たかのてるこさんの人懐っこくてぷっと笑える性格と絶妙な描写で、
わたしをジプシーのいる村まで連れていってくれました。
★あとがきより
「私たちはみな、地球に生まれ、この星に100年も滞在しない、旅人のような存在です。どうせなら好きに生きたほうがいいし、体や心を壊すくらいなら、そんな会社や学校には行かず、全力で逃げてください。生きる方がよっぽど大事ですから!
そんなこんなで、幸せになる秘訣は、お金でも安定でもなく、「自分を丸ごと受け入れること」、そして「自分を好きになること」なのだと、私はつくづく思い知りました。なので、いい大学や給料のいい会社に勤めるよりも、「おまえは素晴らしい存在だよ!」と自信を持たせてあげたほうが、子どもはよっぽど幸せになれるのではないかと思います」
〜中略〜
「この旅の道中、ジプシーは言うこともテンションもクルクル変わるなぁと何度も思いましたが、生物学者の福岡伸一さん曰く、生物学的には「今日の私は、明日の私とは違うし、昨日の私とも違う」んだそうで、ジプシーは変わっていく自分に正直なだけなんだなと思いました。人間は、細胞レベルやさらにミクロな分子レベルでは、もの凄い速度で合成と分解を繰り返し、日々更新されているので、1年も経てば物質レベルではすっかり入れ替わってしまっているんだとか。私たちは絶え間なく変化しているので、どんどん変わって当然なんですね。いや〜。ジプシー、あっぱれ!です」
講演会が終わってから、たかのさんにサインとハグをしてもらいました。
「あなたも自分の名前で本を出してね」って。
たくさん力をもらいました。
※珍しく続いている「ごはん日記」、
ほぼ毎日、少なくとも2日に1度は更新していますので、遊びに来てくださいね。
ごはん日記、たまにこっそり拝見してます。
めちゃんこ、美味しそうです。
で、器も毎回素敵です!
ありがとう!
ポーランドの器、
3〜4年くらい前から「ぶびんが」でちょこちょこ買い集めています。