旅レポ。スリランカ編2
1.28, 2014
スリランカにも新年を祝う風習があり、うちの村の小正月に似ている。
おかゆっぽいものを作ってその年の実りを占い、土地の神様に豊作を祈る。
スリランカの言語はシンハラ語。
シンハラ語ペラペラの後輩(シンハラ語が全くわからないあたしは、後輩がペラペラかどうかもわかんないんだけど、普通に会話が成り立ってるってことは、そういうことだろう)は、すっかりサリーの似合う女性になっていて、自分の居場所をちゃんと作っていた。
彼女はこの村で、障がい者地域支援のサポートをしている。
青年海外協力隊って響きはいいけど、実際2年っていう短い任期の中で自分ができることは、きっと少ない。
協力隊の活動がちゃんとした援助につながるのかも、正直疑問。
だけど、後輩みたいに、その葛藤と戦いながらがんばってる子もいるんだよね。
村に話を戻すけど、米農家がほとんどのこの村にも、ちょっとしたマーケットやお店はある。
ココナッツに唐辛子に、見たことない豆。普段見慣れない食材って、テンション上がるわ。
村の人たちは、シャイでおだやか。あたしがカメラを向けると、固まったりハニかんだり。
とにかく、ゆるやかな時の中で暮らしている人たちだった。
村からバスで2時間くらいの、アヌラーダプラっていう、スリランカ最古の都にも行ってみた。仏教を軸に栄えた王朝らしい。
国民の7割が仏教徒なだけあって、観光地というよりは、巡礼地。
宗教は何かって聞かれたら、神っていう何らかのチカラは信じるけど、何教ってわけでもないし、結構いろんな宗教の神様が好きだったりする曖昧な神論のあたしにとって、ここは観光地。
だけど、真剣にお祈りする人たちの姿は、美しかった。
5千年も前、ここで5千人の僧侶が生活し、一日中瞑想してたらしいけど、5千人の僧侶たちは瞑想の末、いったい何を悟ったんだろう。
結局、増えすぎた僧侶たちの反乱によって国は衰退したって、ガイドしてくれたスリーウィールの運転手さんが言ってた。
おごれる者も久しからずってか。
運転だけ頼んだのに、知識が乏しすぎるあたしたちを見かねてガイドしてくれた、いいヤツ。
あたし自身、曖昧な神論者だとはいえ、北村家は浄土真宗大谷派なので、やっぱり仏教国は、なんとなく落ち着く。
さて、次回はスリランカ最大の商業都市コロンボ(首都じゃないよ)です。
飽きても続きます。
では。
Leave a Comment