旅レポ。インド、アーグラ編
4.22, 2014
気まぐれに、いつまでも続く、インドレポ。今回はアーグラ。
アーグラは、世界遺産のタージ・マハルが有名な街。
レイプ事件とかあったりするし、ドライバーのおじさんは、治安が良くなくて好きじゃないって言ってた。
けど、その分タージの警備は厳重で、一回敷地内に入っちゃえば、そこはもう、ただの観光地。
タージ・マハルってのは、シャー・ジャハンっていう時の皇帝(360年くらい前、ムガル帝国絶頂期)が、死んだお妃様のために20年もかけて建てた巨大な総大理石のお墓。
うぅ。タージの前でちゅーしてる写真を撮ってって言えるヨーロピアンが、うらやましい。あたしもいつか、、、
てか、ここに来てる観光客がおもしろすぎて、ずいぶん人間観察&隠し撮りして楽しませていただきました。これぞ自由な一人旅の遊び方、なのか?
なんでみんな、タージをつまみたがるのか、ファインダーのぞいてる人以外の人間からしてみたら、その姿がおもしろくて仕方ない。
左上のおじさんなんて、
どう見ても、召使いをお共に観光しにきたちょっと偉い人かお金持ちなんだよね。でも、タージつまんじゃうアタリがかわいいよな。
怖い顔して写ってるけど、単にキメた顔してるだけで、笑うとやっぱりかわいいおじさんたちだったし。
ここには日本でいう、営業写真のカメラマンさんがいっぱいいて、彼らがタージのつまみ方をちゃんと指導している。
なんか、めっちゃ親近感わくのよね。
ちなみに、タージの向かいに真っ黒な大理石で自分のお墓を建てようと思ってた皇帝は、夢叶わず、自分の息子に幽閉されて生涯を終えたのでした。
嫁の墓に国力を注ぎすぎて、国も傾いたって話。女として、うらやましいような、うらやましくないような。まぁけど、国力注がれるような女は、どっちにしてもスゴいわ。
こっちが、その皇帝が幽閉されてたアーグラ城。
アーグラには遺跡の修繕職人や、大理石加工の職人さんがいっぱいいて、この素晴らしい遺産を守ってる。職人て、かっこいいんだよなぁ。
そんなこんなで、アーグラ観光を終え、3日間ドライバーしてくれたおじさんともお別れ。
おじさんとの、最後のチャイ。
インドの性生活事情やら、なんやらかんやら、いろんなことを教えてくれたアル中のおじさん。
ホントに、ドライブ中の会話の半分は、夜の事情についてだった気がする。英語が達者じゃなくても、なんとなく通じる世界共通の話題だし、特にインドはカーマストラ(古代インドの性愛の教典)もあるからなのか、性に対する価値観が新鮮というか、神と近いっていうか、きっと多くの日本人とはだいぶ違う感じがしておもしろかった。
なんやかんやで3日間、このおじさんのおかげで無事に過ごすことができたワケだけど、おじさんとも駅でバイバイし、インドで一番行きたかった目的地、バラナシに向かうのでした。
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