ヴァンヌーボ。
3.18, 2015
こないだの日曜日、ひさびさに写真展に行ってきました。
写真展というか、紙の展示会。竹尾という紙の商社の企画です。
ヴァンヌーボっていう種類の紙があるんだけど、その紙に写真を印刷した写真展。
通常、写真展で展示される写真は、インクジェット出力だったり、プリントだったりすると思うんだけど、今回の展示会は、印刷。
あたしたちが普段仕事で撮ってる写真は、大半が紙に印刷されて世の中に出るものだから、紙と印刷って、めっちゃ大切なんです。
今回の展示会、あたしの大好きな写真家、上田義彦さんをはじめ、荒木経惟さんや森山大道さんなど、スゴイ方々とのコラボ展で、しかもディレクターさんの指示が入ってる色校正紙も見れるっていう企画。
刷り上がった作品より、色校段階のものを見てる時の方が、カナリ興奮しました。
撮影禁止で会場の写真はないですが、どんなインクで刷ってあるかの説明も付いててめっちゃ勉強になりまして、
色々見に出かけることって必要だなぁ。って、感じました。ついつい出不精になってる気がする最近なのです。
ヴァンヌーボをつくってるメーカーの社長さんのごあいさつの中に、「情報化社会にあって、ペーパーレスという言葉も叫ばれる今日ですが、人々の感性に訴えかける表現は物質としての存在感がなければ十分ではありません」ていう一文があって、ぐっときました。
デジカメで仕事してるし、新聞なんかよりウェブジャーナルの方が信用できるし、こーしてブログも書いてるワケで、デジタルの恩恵は日々受けまくってるんだけど、この世に生きてる以上は、触れられるモノの存在感がほしいと思うワケですよ。肌で感じたいし、感じてもらいたい。
さみしがりやさんなだけかもしんないけどねー。
というワケで、いろんな展覧会や写真展におでかけしたい欲が上昇した週末でした。
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