聖司と雫
12.14, 2013
よく「好きな映画」の話をします。僕も映画好きだし、あんまり共通の話がない場合にとても便利な「お題」となるからだ。
好きな映画、一番良かった映画なんかを聞くと、その人の趣味趣向が垣間見えたりするのも良い点だと思います。
僕が一番好きな映画は「パルプ・フィクション」って答えます。何回も何回も何回も見てます。
全然似合っていない長髪のトラボルタがダンスするシーンがあるのですが、昔は踊りを完全再現できるほど見てました。
でも「かっこいいんだよ!サミュエル・L・ジャクソンがさ~・・ユマ・サーマンも最高にセクシーだし!」
って話しても結局見てない人に何の事やらサッパリなわけです。
そこで初対面の人とでも話題にできるのが「好きなジブリ映画」これ最強。
誰もが何かしら見ているジブリ映画。作品としてもそんなに多くはないし、しかも趣味が如実に現れるような気がします。
王道でいけばラピュタ、ナウシカあたり。2番手は千と千尋、ハウル、もののけ、豚あたりでしょうか。
どれも面白いと思います。僕も好きです。やっぱり宮崎駿作品が人気と思います。
でもね、なんといってもジブリ映画で一番良いのは「耳をすませば」と思うんです。異論は認める。
「耳すま」。全体的に漂う中2病臭。中学生がバイオリン製作を勉強しに留学!奏者じゃなくて製作で留学。
ラストは中学生が「オレと結婚してくれないか?」って衝撃の告白!中学のとき僕はイモ掘ってたのにだ。
まるで「あばれはっちゃく」を見ている時のような気分にさせる、こちらが赤面するようなピュアすぎるほどのラブストーリー。
恐らくジブリ作品の中ではそんなに評価も知名度もない方だとは思いますが、中年のおじさんにはグッと来るものがある。
僕も20代の頃は何とも思ってませんでした。でも30代、40代になってようやくこの映画の良さがわかった。
おじさんが自身の、もしくは憧れた青春時代を思う映画なんです。30代以降の男性の方は是非見て頂きたい。
きっと涙を流す人もいるでしょう。台詞の寒さにゾワゾワすることでしょう。でもキュンキュンするっスよ胸が。
好きなジブリ映画?「耳をすませば」でしょ!・・。って答えてくる人とは美味しいお酒を飲む事ができると思う。
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